今回は2009年に「みなとそふと」より発売された、「 真剣で私に恋しなさい （まじでわたしにこいしなさい）」、略して「マジ恋」を紹介します。
このゲームは一言で言うと、「史上最高のキャラゲー」です。
シリーズ合計で登場するキャラクターは、100を優に超えるほどいるのですが、驚くべきはどのキャラクターも非常に濃いキャラクターになっていることです。
どのキャラクターにも有名な声優が起用されており、マジ恋ほど「声優陣が豪華」という作品を私は知りません。
どれくらい豪華かというと、「クッキー」という喋るときの感情によって変形するロボットのキャラクターがいるのですが、変形形態ごとに有名な声優が起用されていると言えば、豪華さが伝わるでしょうか。
クッキーの声優にどのような方が起用されているかというと、緒方恵美さん（エヴァのシンジ）、福山潤さん（コードギアスのルルーシュ）、肝付兼太さん（ドラえもんのスネ夫）、田辺美沙さん（クレヨンしんちゃんの、しんちゃん）、立木文彦さん（エヴァのゲンドウ）などが起用されています。
クッキーだけで物凄い豪華な声優陣が起用されていますが、もちろん主要キャラクターにも豪華な声優が起用されており、その豪華な声優陣が行う会話は非常に面白く、シナリオも熱い戦闘からほのぼのした日常まで終始楽しめるものになっています。
三作品すべて面白く、続編がまだ出るなら迷わず買うと思うほど魅力的な作品です。
あらすじ
ヒロイン全員武士娘。主人公の直江大和と、彼が属する幼馴染グループ「風間ファミリー」の面々が日常を過ごしつつ、いろいろな出来事に巻き込まれていくドタバタの現代学園コメディ。
武士娘は一般的な武道を嗜むレベルから、ドラゴンボール並みの動きをするような人まで登場する。
ヒロインごとにシナリオが存在し、どのシナリオも熱く面白い。
個別のシナリオで伏線を張って、最後に色々な伏線を回収するという構成。
真剣で私に恋しなさいの魅力① 圧倒的なキャラ数
冒頭でも述べましたが、このゲームは比類なきキャラゲーです。
圧倒的なキャラ数を誇るゲームですが、注目すべきはその密度です。
普通のゲームはキャラ数が多くなるほど、注目されないキャラクターがいたり、影が薄いキャラクターが出てくるものですが、このゲームはそうではありません。
確かに出番が少ないキャラクターはいますが、それでもどのようなキャラクターだったかすぐに思い出せるほど、どのキャラクターも濃いキャラをしています。
むしろ、どのキャラクターも濃すぎるのですが、濃いキャラクターが集まりすぎていてるので、逆にバランスがとれているという凄まじいゲームになっています。
主人公のクラスメイトだけでも、メインキャラを除いて四十八手を全部言えるキャラ、食ベルこと大好き熊みたいなキャラ、ギャル、委員長、アニメオタク、鞭を持った教師、ツンデレのイケメンなど、ぱっと出てくるキャラが多くいます。
これに加えて、他のクラスや学年の違うクラス、九鬼財閥、海外の傭兵や軍隊、川上院、地元のキャラクター達や裏の人間など、とにかく個性が強すぎるキャラクターが登場します。
個性の強すぎるキャラクター達が繰り広げる日常や戦いは、ハチャメチャすぎて見ていてとても楽しいです。
ちなみに私が好きなキャラクターは、川上一子、椎名京、松永燕、楊志、公孫勝、最上旭、テルマ・ミュラー、井上準、総理、店長、釈迦堂刑部、宇佐美巨人などですが、美少女ゲームなのに、半分はおじさんというおじさんが格好いいゲームでもあります（笑）。
真剣で私に恋しなさいの魅力② 豪華すぎる声優陣
マジ恋の魅力②は豪華すぎる声優陣です。
メインキャラはもちろん、ちょっとしたキャラにまで有名な声優が起用されています。
当時有名だった声優は、ほぼ全員起用されたのではないかと思うほどの豪華っぷりです。
とりあえず有名どころで言うと、
杉田智和さん、福山潤さん、若本規夫さん、緑川光さん、諏訪部順一さん、立木文彦さん、緒方恵美さん、立木文彦さん、中村悠一さん、 山口勝平さん、三木眞一郎さん、今井麻美さん、置鮎龍太郎さん、中田譲治さん、小野大輔さん、池田秀一さん、藤原啓治さん、檜山修之さん、矢尾一樹さん、伊藤静さん、などなど・・・
はい、一部の声優の方しか挙げていないのに豪華すぎますね（笑）
まだまだ有名な声優がいろいろ起用されています。
これだけ豪華な声優陣が、ドタバタコメディや熱いバトルを繰り広げて、さらにシナリオが面白いとなれば、面白くならないわけがないです。
これだけの声優が躍動するゲームは、他にまずありません！！
（1作目の声優の費用だけで、ウン千万かかったとか・・・）
真剣で私に恋しなさいの魅力③ シナリオの面白さ
マジ恋のシナリオは、無印では風間ファミリーを中心とした話が繰り広げられ、続編の「S]や「A」では松永燕等の追加キャラや、源氏組、九鬼財閥等のキャラクターが中心に話になっています。
ヒロインごとにシナリオがあり、どのシナリオも安定した面白さがあるのがこのゲームの魅力です。シナリオの数だけキャラクターも違う行動をとるため、キャラクターごとのいろいろな側面を見ることができます。
あるシナリオでは味方だったキャラクターが、違うシナリオでは敵になっていたりと、目まぐるしく関係性も変わるのが面白いところです。
真剣で私に恋しなさいの魅力④ 熱い戦い
マジ恋は武士娘と言われる武道を嗜む女性がヒロインになっています。
そのためか、どのシナリオでも戦闘描写があり、非常に熱い戦いを繰り広げます。
戦闘といっても一対一のガチンコバトルから、タッグ戦や数百人単位の合戦、特殊なルールが課せられた市街戦みたいなものまであります。
それぞれのルールによって、登場キャラクターは戦い方を変えます。
例えば、タッグ戦だと味方を囮に使ったり、合戦だとあらかじめ罠を張ったりなど、幅広い戦闘を楽しむことができます。
どのシナリオでも戦闘描写が面白いので、飽きずにシナリオを進めることができます。
まとめ
圧倒的な登場キャラクター数と、それを生かすための声優やシナリオが搭載されたゲームでした。こんなに多くのキャラクターがいるにも関わらず、どのキャラクターも埋もれることがなく、生き生きとしているとんでもないゲームでした。
続編が出るのであれば必ず買おうと思う作品でした。
