今回は2006年にPS2で発売された「大神」というゲームを紹介します。
PS3、Switch、Steamでもリマスター版が発売されている長く愛されている名作です.
このゲームの特徴ですが、他に類を見ないほどの「和ゲー」となっています.
登場キャラクターから音楽、戦闘システム、ストーリーなどすべての要素が日本に関係するもので構成されています。
水墨画で描かれるビジュアルに、三味線や琴、縦笛などのBGMが加わり、日本人の感性に合ったシナリオが織りなす風情を楽しめます。
ゲームとしての完成度が非常に高く、攻略難易度もそれほど高いものではないので万人にお勧めできるゲームとなっています。
個人的ゲームの点数:93点
- 和ゲー
- 斬新なシステム
- 熱いシナリオ
登場人物
主人公は天照大神で相棒は一寸法師。
ほかには浦島太郎、かぐや姫などの童話のキャラクターや、那須与一や牛若丸、弁慶など歴史的なキャラクターが登場します。
そのほかにも古事記の内容や妖怪、物の怪なども登場します。
ストーリー
このゲームの最大の魅力といっても過言でもない点でストーリーの良さがあります。
日本中に広がった呪い等の災いを解決していくというストーリーですが、行く先々でよくできたシナリオを体験できます。
その中でもラストシーンは涙する人も多いほどの熱い展開となっています。
ビジュアル
全体的にとてもきれいなビジュアルですが、特筆すべきは水墨画や浮世絵のように日本画を基調としたビジュアルです。
和ゲーをコンセプトとしたゲームは多くありますが、このゲームの特徴は水墨画を基調としたビジュアルをしているところです。
ゲームシステム
このゲームの魅力的なゲームシステムとして、「筆技」というのがあります。
戦闘中やそれ以外の時でも画面上で筆をとり、線や記号を書くことができます。
例えば漢字の「一」のように横線を引くと斬撃を放てたり、爆弾のような絵を描くと爆弾が出てきたりなど、これをもとにゲームを進めていきます。
とても独創性のあるシステムとなっており、面白いです。
BGM
本作はBGMにもこだわっており、笛や三味線、琴といった日本古来の楽器を基調としたBGMが使用されています。
やりこみ要素
ゼルダシリーズのハートのかけらのように、サブイベントや宝箱から集められる「はぐれ玉」というものが本作にはあります。サブイベントも「わらしべ長者」や「はなさかじいさん」など昔話をモチーフにしたもので、日本の良さを感じることができ、とても面白いです。