メタル

2023年注目のメタルバンド 「 NEMOPHILA 」

こんにちは!!
メタラー歴8年のメタキノと申します。

お勧めのメタルバンド紹介の第3段は「NEMOPHILA(ネモフィラ)」です。

(画像は公式HPから)

NEMOPHILAは2019年に日本で結成されたバンドで、メンバー全員が女性のガールズメタルバンドです。
2022年12月に2ndアルバムをリリースし、ワンマンライブツアーを開催するなど活躍を広げています。

メンバー全員のレベルが非常に高く、メタラー歴8年の私が2023年で一番注目しているバンドです。

これまでの日本のガールズバンドのイメージは、「演奏はいいがボーカルがイマイチ」というイメージでしたが、NEMOPHILAのボーカルは違います。

クリーンボイスとデスボイスを高いレベルで使い分け、英語の発音もいいため、海外のボーカルと比べても全く見劣りしません。

もちろん、ボーカルだけでなくドラム、ギター、ベースも非常に高いレベルとなっているため、バンド全体として世界と戦えるバンドだと思っています。

このバンドに出会うまでは好きなバンドと聞かれたらArch Enemyと答えていましたが、これからは迷わずNemophilaと答えるほど、一番好きなバンドになりました。

メンバー全員が可愛く、綺麗で、カッコ良く、演奏も素晴らしい最高のバンドです。

2ndアルバムのレビュー記事はこちら
ワンマンライブツアー2023(岡山公演)の感想はこちら

 NEMOPHILA の魅力

ボーカルの凄さ

NEMOPHILAの魅力ですが、まず一番に注目したいのはボーカルの凄さです。
前述しましたが、日本のガールズメタルバンドは演奏はいいが、ボーカルがイマイチというバンドが多かった印象です。

これは、ボーカルが悪いのではなく日本語の発音や文化が影響していると思っています。

日本ではそもそもメタルがあまり浸透していませんし、ガラの悪いイメージがあります。

そのため、デスボイスを使って歌う人が、ギターやベースを触る人に比べて圧倒的に少ない上に、女性でメタルに触れる人も少ないです。

デスボイスを学ぼうにも、教えることができる人が少なく、全体的にレベルが上がらないのが現状だと思います。

そんな中で現れたNEMOPHILAのボーカルのmayuさん。
日本のメタラーが待ち望んでいたというレベルの凄い歌声をしています。

えげつないデスボイスを出したかと思うと、とても綺麗なクリーンボイスをだしたり、がなりのような声まで出せます。

クリーンボイスも低い声から高い声まで使い分けをしており、幅の広い歌声で楽しませてくれます。

PVがカッコいいのに上品

メタルバンドのPVというと、ひたすら激しい演奏してカッコよさを強調するか、PV自体に物語を連想させる映像を差し込んだりするものです。

しかし、NEMOPHILAの場合は、ガールズメタルバンドの良さを生かし、カッコよさと上品さを両立させています。

メタルバンドらしくゴテゴテした服装が多いですが、カジュアルな服装またはフォーマルな服装と組み合わせて着ることで、どこか女性らしく上品でお洒落でさらにカッコよく着こなしています。

女性らしさとメタラーとしてのカッコ良さとお洒落が組み合わさって最強です。

ギターソロが多い

NEMOPHILAの曲の多くにはCメロ開始時や転調などでギターソロが導入されています。
ツインギターのバンドであるため、交互にギターソロを弾きあう展開が聞けるのはメタラーにとっては垂涎ものです。

ギターソロのパートは転調であったり、最後の盛り上げに使われることが多い箇所ですので、ギターソロに注目してCメロからのラスサビを楽しみましょう。

カバー曲が多い

NEMOPHILAはYoutubeに多くのカバー曲をアップしています。
アップしている曲は2年強で30を超えています。

アップされている曲はIron MaindenやHelloweenなど、有名なメタルバンドの曲を中心にカバーしており、どの曲もレベルが高く聞いていて楽しいです。さらに、カバー曲ではメンバー全員がとても楽しそうに演奏しており、公式動画とは違った魅力もあります。

“NEMOPHILA”のお勧めの曲

ここからはNEMOPHILAの曲について、お勧めの曲と注目ポイントを紹介していきます。
正直お勧めしたい曲が多すぎる気がしますが、良い曲が多すぎるので仕方ありません。

まだ1stアルバムしか出ていないのに名曲揃いなのが悪い!!(誉め言葉)。

REVIVE

まずはNEMOPHILAの1stアルバムの名前にもなっている「REVIVE」です。
初めてNEMOPHILAの曲で聞いたのがこの曲でした。

イントロの疾走感のある入りでこの曲は期待が持てるなと思っていると、mayuさんの歌声が聞こえてきてすぐに、「このバンドは聴ける!!」と感じました。サビに入っても全く失速することなく、一回聞いただけで好きになった曲でした。

アルバムの1曲目としてふさわしい疾走感と激しさを併せ持ったキラーチューンです。

DISSESION

2曲目は「DISSESION」です。

開幕からのシャウトがとにかく最高です。
そこから重低音ゴリゴリで進んでいくのが、メタラーの心にとても刺さります。

常に重低音メインで演奏を進めていき、Cメロではギターソロからの転調もあるので、ボーカルと同じくらい各楽器が存在感を出してくる曲になっています。

全体的に綺麗なメロデスの構成となっていますが、NEMOPHILAでしか聞いたことがない音と展開になっています。これだけのパフォーマンスをする日本のメロデスバンドをずっと待ち続けていましたが、ようやく出会えました。

A Ray Of Light

3曲目は「A Ray Of Light」です。
この曲の見どころはmayuさんのデスボイスとクリーンボイスの使い分けと、PV全体を通したカットインのカッコよさです。

PVの序盤は暗い中に一部のまぶしい光が差し込む部屋で、各メンバーの手元を多く映すPVになっており、顔も一部しか見えなかったりするのがとてもカッコいいです。PVが進んでいくにつれて部屋全体が明るくなり、序盤はデスボイスに重低音メインだったのが、ギターソロからクリーンボイスのラスサビにつなげるのが最高にエモイです。

OIRAN

4曲目は「OIRAN」です。
曲全体を通して、和楽器を使わずにメタルで「和」を表現したような曲になっています。
メンバー全員がめちゃくちゃ頭を振るし、とても楽しそうなのも非常にGood!!

Cメロからの葉月さんとsakiさんのギターの応酬もしびれます!!
それを支えるドラムとベースもリズムを取りやすい良い音をだしているので、聞いてる側もつい頭を振ってしまいます。

2分48秒から全員の魅力を1人ずつ表現していき、ラスサビで全員の魅力を掛け合わせて、最後は全力で頭振って燃え尽きる感が超熱いです。

徒花

曲のタイトルとなっている「徒花(あだばな)」とは、花が咲いても実を結ばずに散る花のことを指すようです。曲自体の構成も、力強くもどこか儚い花を連想させるような内容になっています。

他のPVでは動きがあるものや、激しい演奏をしているものが多い中で、この曲は動きが少なく衣装も落ち着いたものになっています。静と動の対比が非常に美しい一曲です。

メンバー全員も華のある衣装でカッコよくも上品さと儚さを併せ持った衣装を着ているのに注目です。

NEMOPHILAのお勧めカバー曲

ここからはyoutubeにアップされているお勧めのカバー曲を紹介していきます。
どれも非常にレベルが高いので、知っている曲があれば是非聞いていただきたいです。

絶望ビリー(マキシマムザホルモン)

私がNEMOPHILAを知ったカバー曲です。
最初はカバー曲としてはレベル高いな~くらいに思って聞いたのですが、気づいたら何回もリピートしていました。

メンバー全員が楽しそうに演奏しているのに、なかなかエグイパフォーマンスしていたり、女性ボーカルで構成される絶望ビリーの音が心地よく、すぐに嵌まってしまいました。
正直に言うと本家より好きです(笑)。

ドラムのむらたたむさんの歌声がとても綺麗なのも良いですね。
ドラム叩きながら歌うとかプロは凄いですね・・・。

Given Up (Linkin Park)

イントロの拍手と小道具を使って始まるところが、カバー感あって非常に好感が持てます。

Given Upの見どころといえば、17秒もあるスクリームですが、しっかりとやっています。
(下の動画の2分27秒部分)。
このカバーを聞いた時点ではNEMOPHILAについては詳しくなかったので、正直スクリーム部分はやりきるとは思っておらず、驚きました。

全体的にベースが目立つ曲でもあり、非常に安定して心地よい演奏をしているのもたまりません!!

The Trooper(Iron Maiden)

おっさんホイホイな曲ですね。
この曲はイントロのギターリフが非常に気持ちいいです。

NEMOPHILAの公式動画の中でで一番古い動画であり、一番再生数が多い曲でもあります。世界的に有名な曲ですので、海外の方からのアクセスが多いのだと思います。
海外の人からも注目されるほど、レベルの高いカバーになっています。

ROSIER(LUNA SEA)

聴き始めたばかりの時はボーカルの声の高さに少しだけ違和感があったけど、すぐに慣れてNEMOPHILAらしく再構成されていることが癖になった。後半になるほど盛り上がっていく曲なので、是非フルで聞いて欲しい一曲。

mayuさんの声に色気がありすぎすぎてやばい!!
2分5秒あたりのウインクも非常に扇情的です!!

まとめ

私はメタラーを8年やっていますが、NEMOPHILAが今まで出会った中で一番好きなバンドになりました。今までの人生でアルバムを買ったことは一度もなかったのに、NEMOPHILAの1stアルバム「Revive」は見つけた瞬間に手に取ってしまいました。

初めて買ったアルバムですが、何回も聞きこめるほど名曲揃いなので非常に満足しています。2022年12月14日には2ndアルバムの「Seize the Fate」が発売されるので、こちらも購入しようと思います。

また、2023年1月9日に単独ライブが開催されますが、こちらでも人生初のライブに参加することを決めました。初ライブがメタルのライブというのはちょっと怖い気もしますが、メンバーの方と一緒に頭を振る日が今から待ち遠しいです(笑)。

今後のNEMOPHILAは2ndアルバムが出て、単独ライブも開催されていくので、もっと大きく注目されるバンドになっていくと思います。ゆくゆくは日本を代表するバンドになって、世界に日本のバンドを知らしめる存在になってほしいと思うほど、今後の活躍に大いに期待しています。