個人的神ゲー紹介

個人的神ゲーム紹介⑥ 「 戦国ランス 」

こんにちは!!
300本以上のゲームをプレイしてきたメタキノと申します。

個人的神ゲーム紹介の第6弾です。       
今回紹介するのは2006年にアリスソフトより発売された「 戦国ランス 」です。

1989年にランス1が発売され、2018年のランス10まで約30年間も愛されてきた長編シリーズの第7作目です。

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回紹介する戦国ランスはいわゆる「エロゲー」になります。

しかし、ただのエロゲーではありません。
戦国ランスがどれくらい面白いかというと、自分が人生の中でプレイしたゲームの中で、最も夢中になってプレイしたゲームと言い切れるほどの面白さです。

当時のレビューでも「大学生がプレイし始めたら留年する」とか「300時間くらいすぐにプレイしてしまう」など言われていました。

私もプレイ当時は大学生だったのですが、授業中も戦国ランスのことをばかり考えてしまい、危うく落としかけた単位が複数あったほどハマってしまいました(笑)。

エロゲーだからと言って避けるのは、あまりにも惜しいゲームですので、よければ手に取ってみてください。

個人的点数:94点

今までプレイした200以上のゲームを点数付けし、簡単に紹介した記事もあります。
記事はこちら

※以下基本ネタバレなし

ストーリー

女性のことが大好きな主人公ランスが、美しい女性が大勢いるJAPANで何故か国主となり、JAPANを統一していくという地域制圧型シミュレーションRPGです。

登場人物のほとんどが戦国時代の偉人が元となっており、織田信長、徳川家康、豊臣秀吉、武田信玄、上杉謙信などが登場します。

主人公のランスが織田家の国主としてJAPAN統一を目指す中で、鬼畜な戦法を使ったり、倒した敵国の姫様とHしたりと、いつも通り好き勝手やります。

 戦国ランス の魅力① とにかく戦闘が面白い

エロゲーの魅力として一番最初に挙げる項目としてどうかと思うんですが、このゲームは本当に戦闘が面白いです。

合戦をイメージして戦うメンバーを選出するのですが、キャラクターごとに足軽や鉄砲、弓などの兵種が設定されており、相手の編成に合わせてこちらはどのような編成にするか考えるのがとても楽しい。

キャラクターごとの固有能力もあるため、その能力をどのように生かすか考えて編成を組んだり、相手の編成を見てから攻略方法を考えるのも楽しい。
どうしても勝てない敵は暗殺したり、その敵をほっといて戦果だけ狙って勝利したり、暗殺して無理やり突破したりなど、勝つために取れる手段が多いのが魅力です。

 戦国ランス の魅力② シナリオが面白い

ランスシリーズの魅力は多くありますが、普段は無茶苦茶なランスが最後は主人公らしくカッコイイところを見せるシナリオが、とても面白いです

本作もそれは変わらず、途中までは無茶苦茶なノリやギャグのような展開で進んでいきます。
しかし、中盤以降はどんどんシリアスな内容になっていき、最後は泣きたくなるほどハードな内容もありますが、それを乗り越えてからの最終決戦が非常に熱い展開になっています。

主人公は鬼畜ですが、常人では思いつかないような悪質な作戦を思いついて相手をはめたり、女性を軽視するような輩はぶった切ったりと好き勝手にしながらも、どこかスカッとするランスの行動はとても楽しめます。

 戦国ランス の魅力③ キャラの濃さ

このゲームのキャラクターは、どのキャラクターも個性が強いです!
戦国時代の偉人をもとにキャラクターが作られているのですが、大体のキャラクターが史実の性格を元にしつつも、魔改造されています(笑)。

織田信長は気性が穏やかなキャラクターになっており、上杉謙信は女体化、豊臣秀吉や徳川家康に至っては人間ではなく猿と狸にされています。

豊臣秀吉はさらにひどい扱いとなっており、喋りすらしないただの猿?にされています(笑)。豊臣秀吉ほど有名な人物がこんな扱いされている戦国時代のゲームは他にないと思います。

その他にも妖怪となっている伊達政宗や、圧倒的に脳筋になった毛利など、すべてのキャラクターがアリスソフト化されていて、戦国時代に詳しくなくても楽しめる作品になっています。
もちろん史実に沿ったイベントも用意されていますので、そちらも楽しむことができます。

シリーズ物となっていますが、一部のキャラクター以外は全員新規キャラですので、過去作を知らない人でも戦国ランスから始めることができるようになっているのも魅力的です。

余談になりますが、戦国ランスで私が好きなキャラクターは香姫、鈴女、毛利てる、ウルザです。香姫の精神的な強さに涙腺がやられました。

男性キャラではランス、信長が好きですね。
ちょっと特殊ですが大友ソウリンも強くて好きです。
大友ソウリンと聞いて「???」となっている人は全国版で島津家をプレイしましょう。
こいつの強さが分かると思います。

 戦国ランス の魅力④ やりこみ要素

戦国ランスには通常の正史シナリオに加え、3つのシナリオがあります。

そのため、最低でも4周しないと全てのエンディングを見ることができないのですが、周回を楽しくするための要素として、クリアした成績によってもらえる点数による、特別な強化アイテムを獲得できるシステムがあります。

この強化アイテムを集めることで、1周目ではできなかったプレイを次の周で楽しめます。

例えば、1ターンに2回しか行動できなかったのが3回行動できたり、特別なアイテムを引き継いだり、追加キャラクターを使用できたりします。

強化アイテムを獲得して、より難しい要素に取り組み、さらに点数を増やして強化するという流れが面白く、1周目より2周目、2周目より3周目と、どんどん面白くなっていきます。

2周目以降では、1周目ではできなかった敵対勢力のキャラクターを味方にすることもでき、戦略の幅がさらに広がるので、エンディングを見るたびに面白さが増します。

高得点を目指すためには、敵が強化されるモードをクリアしなければならないのですが、これをクリアするためにあらゆる試行錯誤を繰り返す必要があり、この試行錯誤が非常に楽しかったです。

プレイ当時は楽しすぎて、理論上取れる最高得点を目指して何度もセーブ&リロードを繰り返し、気がついたら1日中プレイしていたくらい夢中でプレイしました。

時計を見るたびに6時間ほど経過しており、窓の外を見れば日が沈んでいたといいう出来事を初めて経験しました。

 戦国ランス の魅力⑤ BGMがカッコイイ

戦国ランスは、本当にエロゲーかと思うほど、BGMがカッコイイです。

和風をイメージした曲が多い中、戦闘シーンはギターをふんだんに使っており、どの曲も熱いです!!
特に鬼畜王ランスの「Rough Edge」をリメイクした、魔軍戦の「Advance On」と最終戦で流れる「Rebirth the Edge」が最高です!!

「Rebirth the Edge」は自分がやってきたゲームの中で一番カッコイイBGMだと思います。

何がカッコイイかというと、まず曲が流れる演出がカッコいいです!!
キャラ選択画面に入ってから超絶技巧のギターリフのループが始まり、キャラ選択が終わると同時にメインBGMが流れ出す演出は、最終決戦が始まったと強く感じさせる入りになっています。

「Rebirth the Edge」はラスボス戦用のBGMなのですが、そこまでの展開がとても熱く、プレイヤーは「ラスボスは絶対ぶっ倒す!!」という気持ちでいっぱいになっています。

その気持ちの高ぶりに合わせて入ってくる激熱のイントロに、キャラ選択を終えてから入ってくるメインのBGMという演出は、臨場感たっぷりで最高に燃えました。

このBGMと共に戦うラスボス戦は、「絶対に負けるわけにはいかない!!」と強く思いながら戦うほど、感情移入させてくれる良い曲です。

さて、ここからは話が少し変わりますが、Rebirth the edgeといえばこの動画について記載せざるを得ません。

 

動画冒頭の1分は余興なので飛ばしてもいいです(笑)。

上記で述べたギターリフは動画の3:01~3:09のところです。
このギターリフが熱すぎる!!

当初はあまりにも上手すぎるただの「引いてみた」という動画でしたが、なんとこの動画を見たアリスソフトさんから演奏している「大和」さんにオファーがあり、実際にアリスソフトの音楽を担当することになったという伝説の動画です。

この動画のタグには、「音以外汚い」、「病院じゃなくて公式が来た」などのタグがつけられているのも面白いところです。
演奏者の「大和」さんは現在はプロとして活躍されているそうで、今後の活躍が期待です。

 戦国ランス の魅力⑥ エロ要素

ここまではゲーム性について語ってきましたが、このゲームはエロゲーですので、もちろんHなシーンもあります。

・・・というよりも、主人公はHなことをするために国を落とすような鬼畜野郎ですので、Hシーンはかなり多くあります。

あまりにもゲームが面白すぎるので、2周目からはHシーンをすべて飛ばしてプレイしていましたが、Hシーンも悪くありません。

従来のランスシリーズはなかなかハードなプレイがあったりするのですが、戦国ランスではいろいろなシチュエーションのプレイが楽しめます。

ハーレム、SM、緊縛、コスプレ、人外、寝取り、露出など、ぱっと思いつくだけでも結構なシチュエーションがあるので、かなり楽しめると思います。

 戦国ランス の魅力⑦ 全国版

戦国ランスは本編クリア後に全国版というモードが解禁されます。

ストーリーは特になく、今まで敵だった国の城主となり、全国統一を果たすモードなのですが、これもまたとても面白いです。

特に面白いのが、選ぶ国によって物凄く難易度が変わるところや、このモードでしか登場しないようなキャラクターもいて、通常モードとは違った戦略を求められることです。

島津家の大友ソウリンというキャラクターが、他の国主達すら凌駕する性能を秘めていたり、独眼竜では1回行動できないなどの制約があったりと、全ての勢力でプレイしてみてほしいモードになっています。

まとめ

冒頭にも述べましたが、エロゲーだからプレイしないというのはあまりに惜しい神ゲーです。

ストーリー、戦闘、BGMなどすべてが高い要素でまとまっています。
私はランスシリーズは1~10まで全作品をプレイしており、ランス10で完結したときにはランスロスに陥るほど好きなシリーズでした。

約30年に渡って愛される作品というだけで、どれほど面白いシリーズか分かって頂けると思います。今後、皆様も手に取る機会があれば是非やっていただきたいと思います。